ラッピング車両と聞くと企業の広告のために走らせる車をイメージしますが、実はラッピング車両は個人でも行うケースが多いです。欧米でも個人レベルで行なっている人がおり、高級車の色を自分なりの好きなカラーに変えて運転している人がいます。車のカラーバリエーションはオーソドックスなものが多く、この車には乗りたいけどいい色がなくて買うべきかどうか悩む人もいるほどです。ラッピング車両のいいところはすぐに剥がせる点です。

わざわざ塗装をするのではなく、その上を覆うような形にしてしまえばボディーに傷をつけずに済みます。印刷技術は日々進歩しており、個人でもプロ顔負けのラッピング車両を作れます。見た目にはサビだらけの車も精巧にできたラッピング車両だったということもあります。周囲を驚かせるために行なっていることも印刷だからこそできるのであって、本当にサビだらけにしたり傷つけたりすることはできないものです。

逆にそれを広告に結びつけてやっていくのもおすすめです。現状はまだ少数派ですが、興味を引かせるために二度見をしてしまうようなものを車に貼り付けて街を走らせることもいずれは主流となりそうです。服装などの衣替えがあるように、車に関しても四季に合わせて趣を変えていくのもかなりユニークです。春先は桜をモチーフにし、夏は海をイメージするなど創作意欲を感じさせるものは多くの人の注目を集めます。

個人が自分の車でこうした表現をする時代が訪れようとしています。