立体駐車場と特徴と注意点

立体駐車場とは普段利用する機会の多い平面式駐車場に対するもので、立体的に多層構造を持っているのが特徴です。平面式では土地を区画して、一つのエリアに一台分の自動車を駐車させることが出来るのみとなっています。これに対して立体駐車場であれば、上方向に駐車スペースを拡大させることができるので、同じ底地の広さを想定した場合により数多くの自動車の駐車スペースを確保することが叶います。駐車場を運営するなら、限られたスペースをはるかに有効活用になるので収益を多くあげるうえでは多くのメリットがあります。

ただし立体駐車場には自走式と機械式の二つのタイプが存在します。自走式では運転者がそのまま駐車するフロアまで運行しなければなりません。これに対して機械式立体駐車場であれば、装置により自動車を入庫・運搬する仕様なので狭い土地でもより効率的に駐車スペースを確保できます。以上のメリットが意識されて、新規に建築される立体駐車場では機械式の数が増加しています。

ただし設計するときに注意が必要なのは、駐車場法という法律の存在です。設計したいものが駐車場法に規定する方式に該当する場合には、その要件に準拠しなければなりません。そのため法律の基準を充足するには、希望する駐車場を確保するのがむずかしくなったり予算が追加で必要になることも想定されます。自動車駐車スペースが500平方mを超える屋外駐車場を検討するときには関連法規にも注意の目をむけてください。

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