立体駐車場の仕組みを利用した土地有効活用

立体駐車場は、建築物や機械装置によって駐車場を多層化、立体化した駐車場です。限られたスペースでも数多くの車を駐車できるため、立体駐車場の仕組みを活用する施設は多いです。駅前であれば土地に限りがあるため、スペースの有効活用でき、コストも抑えられるという利点があります。便利な駐車場ですが、自走式駐車場と機械式駐車場の二つに大別されます。
自走式駐車場は自分で駐車スペースまで走行します。自走式駐車場は、フラット式・スキップ式・連続傾床式の三つに大別でき、専用地下式・ビル附属式・専用ビル式・1層2段式などがあります。大学や病院などの公共施設、駅前の集客用駐車場として使われ、ある程度広さのある大規模駐車場として使われることが多いです。建設コスト・ランニングコストは比較的安価ですみます。
機械式駐車場は駐車装置を操作しますが、車を移動して出し入れする立体駐車場です。タワー式と多段式の二つに分かれます。タワー式は狭い土地でも多くの台数を収容することができるため、マンションやホテル、時間貸し(月極め)駐車場として活用されています。多段式はタワー式に比べると収容効率は悪いですが、複雑な地形にも対応し小規模でも設置することができます。
マンション、社員用の駐車場などに利用されています。自走式・機械式と立体駐車場にも種類がありますが、様々なニーズに応えるためあらゆる工夫がされています。施設やお店に来る方に対するサービスとして駐車場は欠かせません。立体駐車場は、限りある土地を有効に活用できる優れた設備です。
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