昔の自動車学校よりも良くなった教習所の方針

私が自動車免許を取得するために通った自動車学校は、教官もとても厳しく、教習に対する採点に関しても難しいイメージがありました。幸い私は時間をオーバーせずに仮免許まで進みましたが、多くの人が規定時間以上の教習をしているような感じになっていました。個人的にたまたま、厳しい自動車学校に通ってしまったのかと思ってしましたが、別の地域の教習所に通っている友人たちも同じような状況の教習になっていると聞き、教習所はそのようなものだという認識でずっと過ごしてきました。月日が流れて、自分の娘が自動車学校に通うようになると、初めに驚いたのが中がきれいになっていることだけでなく、女性の教官が多くなったことでした。

確かに女性が免許を取りに行くのであれば、教官は同性の方が良いのかもしれませんし、細かい配慮という事も考えた方針なのだと思いました。さらに、はじめから規定より多くのお金を納める事で規定時間よりオーバーした分の実技教習に関しては費用がかからないというサービスもあるのには驚きました。確かにこのようなサービスがあれば、運転が苦手だという人には都合がよいかもしれませんし、自信のある人はこれまでのシステムで教習を受ければ良いだけですからどちらにも対応しているという意味では、教習所の考え方も随分変わったのだと感じました。ただ、疑問もあります。

仮に実技教習が上手くいかずになかなか卒業をできないような生徒の場合には、やはり昔に比べると合格ラインを少し下げてしまうのではないかという心配です。路上に出てからは教習車のようには守ってもらえないので、ある程度厳しい基準も残してあると信じたいものです。

Leave a comment

Your email address will not be published.


*